22.FX会社の自己資本規制比率とは

これからFX投資を始めて資産運用・資産形成したいと考えているなら、信頼性の高いFX会社を選び、安全な取引を心がけておきたいものです。

良質なFX会社を選ぶ重要ポイントのひとつとして、自己資本規制比率について知っておくと良いでしょう。
たとえば、わたしたちが長い人生の中で深い関わりを持つ生命保険や医療保険を選ぶ時に、複数の保険会社で保障内容や保険料について比較してその中から選りすぐれた保険を選びますが、単に保険の内容が良いだけではなく、保険会社の経営の安全性や信頼性などが重要ポイントになってきます。

保険会社を選ぶ時には、保険料の支払余力としてソルベンマージン比率を重視することもあります。
この比率が高ければ高いほど保険会社の財務健全性が高いことを示しています。
それと同じように、FX会社の信頼性や経営の安定性、資金の安全性などを知るための指標として、自己資本規制比率があります。

自己資本規制比率は、おもに証券会社やFX会社などの金融機関において、投資家が安心してその会社で取引ができるかどうか、経営状況や健全性などについて測るための指標とされています。

証券会社やFX会社のすべての資本は、大きく自己資本と他人資本の2つに区分されており、他人資本とはお金を借りて資本とすることを表わし、総資本から他人資本を差し引いたお金が自己資本となります。
さらに自己資本の中には建物や土地などの固定資産が含まれているものもありますので、これらのものを自己資本から差し引いた金額をリスク相当額で割り算した数値、これが自己資本規制比率となります。

リスク相当額とは、リスクにさらされている資金の金額のことを指しており、その種類は市場リスク(FXではおもに外国為替リスクなど)・取引リスク・基礎的リスクと、大きく3つに区分することができます。

FXの個人投資家は、どのFX会社で取引するか口座開設の手続きをして証拠金を預けて取引に入ります。
良質な業者を選ぶには、取引コストの安さや完全信託保全制度の導入など、いくつかの重要ポイントがありますが、合わせて自己資本規制比率について入念にチェックしておくと良いでしょう。

この自己資本規制比率については、FX会社のウエブサイト上に掲載されており、24時間いつでも閲覧することができます。
ほとんどのFX会社でほぼ1か月ごとに最新の情報に更新されているので、できるだけ年月が新しい情報をチェックしておくことです。
開示された自己資本規制比率の内容は、固定化されていない自己資本と市場リスク・取引先リスク・基礎的リスク相当額などが記載されています。

自己資本規制比率の数値は、高ければ高いほど金融機関としての経営の安定性が高く、健全性が高いものとなります。
自己資本規制比率は、ある一定の割合を保つことが金融商品取引法と呼ばれる法律によって定められています。

自己資本規制比率を求める数式は、「固定化されない自己資本の金額÷リスク相当額×100」です。
FX会社のウエブサイト上では、1か月ごとの自己資本規制比率についてその都度チェックすることもできますが、数年間の年次情報としても掲載されているので、合わせて閲覧すると良いでしょう。

年次情報では、自己資本規制比率だけではなく、経常利益・経常損失、営業収益、預かり保証金、口座数、外国為替取引高などに関する情報が数値やグラフなどでわかりやすく掲載されています。
このような情報を見れば、FX会社の健全性や経営の安定性、FX投資家との信頼関係が見えてくるので、FX会社選びに迷った時にも、ぜひ活用してほしいですね。

良質なFX会社を選ぶには、自己資本規制比率の情報も含めて、FX会社の財務データにも着目して、安全・安心の取引を心がけてほしいものです。

文責:FX魂 執筆者マコ

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