27.ツー・ウェイ・プライスとは

FX投資の専門用語のひとつとして、ツー・ウェイ・プライスについてご紹介したいと思います。
ツー・ウェイ・プライスとは「2way price」と表記し、為替レートを表示するのに、通貨の売り値と買い値、その両方の価格を同時に表示すること、または表示されたもののことを指しています。

ひとつわかりやすく事例を挙げると、日本円と米ドルとの取引において、「米1ドル=110.50-75」と表記されている場合に、米ドルを買う取引を行う場合は110.50円、米ドルを売る取引を行う場合は、110.75円という意味を表わしています。

「米1ドル=110.50-75」と表示された場合、中には「米1ドルを買うのに110.50円または110.75円の価格で買う取引をする」ものと考える人もいるようですが、そうではありません。
FXでは通貨の買いの取引でも売りの取引、そのどちらからでも取引が始められるのが特徴なので、最初に表示された価格が通貨の買いの取引の価格、後に表示された価格が通貨の売りの取引の価格だというように、認識すると良いでしょう。
ツー・ウェイ・プライスで表示されることによって、通貨の買い値と売り値が瞬時に把握できる、これが大きなメリットです。

FXの取引は、今でこそパソコンやスマホのインターネット上での取引が主流となっていますが、FX投資が日本国内に導入されるようになったのは1998年、今から約20年も前のことですから、この頃からインターネットがすでにそこまで普及していたわけではありません。

今のようにネット上での取引ではなく、おもに電話による為替取引が主流だったため、取引ツールの画面を見て注文を出すことはできませんでした。
電話で注文を出すのは時間がかかり、注文を出してる間にも通貨の価格はどんどん変動しています。
通貨の売り値と買値については、画面で数字を見ることはできず、FX会社の社員から口頭で伝えられるため、投資家はその言葉を信じて、FXの最新の情報として受取り、取引をするといった流れです。

しかし、それによって万が一、間違った価格を伝えていたり、FX会社が不正行為を行う可能性もありますので、このような不正や誤りをなくすために導入されたのが、ツー・ウェイ・プライスです。

外国為替に関する取引では、通貨の売買取引の価格について最新の情報がパソコンやスマホのインターネットを介して確認することができるようになり、これによって個人投資家は、取引に良いタイミングを見極められるようになり、冷静な判断力をもって安全な取引ができるようになりました。

FX会社による不正行為や誤りなどによるトラブルを未然に防止することができるようになり、公正な取引ができるようになったというところでは、安心感か得られると思います。
FXでは、海外の通貨で売買取引をするため、通貨の種類によっては値動きが激しくなるものもあれば、比較的緩やかな値動きをするものもありますが、どの通貨を選んでも価格は常に変動しているわけです。

通貨の買い値と売り値、その両方を同時に表示することにより、投資家にとってはより透明性が高くなり、リアルタイムでの成行注文を行う場合にはもちろん、指値注文や逆指値注文、その他の注文方法を用いる場合でも、安全性の高い取引ができるようになります。

実際のツー・ウェイ・プライスの表示を見ると、左側には買い値の数字が表示されており、ビット(bit)と言い、右側には売り値の数字が表示されており、これをアスク(ask)と言います。
なお、通貨の買い値と売り値は、FX業者から提示されるレートであり、通貨の買い留と売り値の間に生じる差のことをスプレッドと言います。
スプレッドの差が小さい場合は、スプレッド幅が狭い、差が大きい場合はスプレッド幅が広いといった表現をしますが、FX業者によってもスプレッド幅には格差が生じており、なるべくスプレッド幅が狭いほうが、より低コストでの取引ができます。

文責:FX魂 執筆者マコ

この記事に対する感想を教えてください
  • 役に立った (0)
  • 普通 (0)
  • 役に立たなかった (0)

関連記事一覧

  1. この記事へのコメントはありません。