29.日本円と米ドルの関係で円安ドル高とは?

これからFX投資を始めるなら、FX投資の初心者にもっとも多く選ばれている日本円と米ドルの通貨ペアについて、まずは円とドルの関係を正しく理解しておかなければなりません。
FXは投資であり、海外の通貨での取引になりますので、日本経済だけではなく、世界の政治や経済、テロなどの状況についてきちんと把握することはもちろん、取引を行う通貨ペアのそれぞれの特徴や値動きの状況などについて、入念にチェックすることです。

FX投資を始める前に、すでに外貨MMFや銀行の外貨預金をしたことがある人なら、円高ドル安や円安ドル高など、米ドルと日本円との関係については、もうすでにご存知ですよね。
しかし、ここではこれからFX投資を始める人もたくさんいると思うので、円安ドル高について詳しく解説したいと思います。

日本円と米ドルとの関係を見ると、リーマンショックが2008年に起こり、その影響でその頃から円高傾向にあると言われていますが、近年はやや円安の傾向にあるとも言われています。
日本円と米ドルとの関係は、政治の大きな動きや経済、戦争、テロなどの情勢によっても値動きが大きく変動する可能性があります。

円高は日本円の価値が高い状態のことを指しており、円安は日本円の価値が安い(低い)状態のことを指しています。
円安ドル高とは、日本円と米ドルを比較する場合に、米ドルと比べて日本円の価値が安い状態のことを指しています。

日本円と米ドルとの関係について今すぐにはなかなかわかりにくいとは思いますが、具体的な例をひとつ挙げて説明してみますね。
米ドルを1ドルにつき日本円にして100円の状態がしばらく続き、その後105円になった場合、米1ドルを交換するのにこれまでは100円で交換できたのが、105円で交換することになります。
100ドルを交換する場合、これまでは1万円あれば交換できたのが、1ドル105円になった状態の時には、10500円での交換となるわけです。
これまでよりも、多くの日本円が必要となることから、日本円の価値が下がったことになり、これが円安ドル高の関係です。

これまでに銀行の外貨預金を経験したことがある人なら、円高ドル安の時に外貨に替えて、円安ドル高になった時に日本円に戻すといった取引をしていたと思いますが、その経験をFX投資にも活かすことができます。

FX投資では、一般的に米ドルと日本円での通貨ペアの取引では、円高の状態の時にはとくにデイトレードで有利な取引ができるとも言われています。
それでは円安の時は、FX投資では不利になるかと言うと、必ずしもそうとは限りません。
FXでは、通貨の売りと買いの取引、そのどちらからでも入ることができます。
しかし、FX初心者は、その時の為替相場の状況を見て、無理な取引はしないように、時には取引をしないで休むことも必要です。

円安ドル高の状態が続く場合、どのようなメリットやデメリットがもたらされるのでしょうか。
アメリカに商品を輸出する企業にとっては、日本の商品の売れ行きが伸びる可能性が高くなります。
また、日本円の通貨の価値が下がることによって、デフレが緩和される可能性があります。

しかし、円安になると当然米ドルに対しての円の価値が下がることから、海外旅行でのショッピングの料金が高くなってしまいます。
日本の商品を輸出する企業にとっては海外の人に安い価格で買ってもらえる反面、輸入品が高くなり、海外ブランド品などが手に入りにくくなります。

なぜ円安になるのか、その要因はいくつか考えられますが、とくに近年は日本円の低金利が続いていることや、物価の上昇などが原因とされる場合もあります。
FX投資に限らず、これから海外出張に行く予定がある人や、海外旅行に行く計画を立てる人は、日本円と米ドルとの関係を入念にチェックしておくと良いですね。
ヨーロッパの国々に出かける場合は、おもに日本円とユーロとの関係について調べておくと良いでしょう。

文責:FX魂 執筆者マコ

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