36.FX投資で「だまし」とは?

FXでよく使われる専門用語のひとつには、「だまし」という言葉があるのですが、どのようなことを指しているのでしょうか。
「だまし」のことを英語で「fakeouts」と言いますが、FX投資において使われる専門用語「だまし」とは、とくに人からだまされる、詐欺の被害に遭うといった意味ではありません。

FX投資では、取引の対象となる通貨の値動きについて、ある程度は分析して今後の値動きの傾向やこれまでの値動きの傾向について把握する必要があります。
その上で、とくに重要ポイントとなるのがテクニカル分析であり、FX会社ではチャート分析についても情報を提供してもらえるので、これを上手に活用すると良いでしょう。

しかし、チャート分析を活用して、今後の通貨の値動きについてある程度の予想をしていても、必ずしも自分が予想した方向に行くとは限りません。
一般的に、FX投資における「だまし」とは、テクニカル分析を入念に行った上で、取引の対象とする通貨の「買い」の取引をするのに良いタイミングだと思っていても、価格が急に大きく値動きすることもあれば、通貨の値下がりが続いていて、その状態がもう止まったからと思い、取引しようとすると今度は急に上昇するといった思わぬ方向に動くこと、これを「だまし」と言います。

「だまし」とはいっても、人からだまされることでもなく、テクニカル分析になにか問題があるというわけでもありませんが、通貨というものは生き物であり、常に価格が変動しているわけですから、通常は通貨の値動きが安定していても、政治や経済、テロなどさまざまな要因によって、この先どのように値動きするのか判断するのは難しいことです。

とくに、これからFX投資を始める人は、どの通貨がどのような値動きをするのか、どんなタイミングで取引をすれば良いのか、まったくわからない状態だし、最初の頃は手探り状態なので、値動きが激しい通貨での取引は避けるべきでしょう。
かといって、流通量が多くて値動きが安定した通貨であっても、いつなにがどうなるかわかりません。

実際にはだまされることはないのですが、「このように動くかと思っていたら、まつたく逆の方向に動いてしまった。
」「まるでフェイントをかけられたようだ。
」というのが、FX投資における「だまし」なのです。

FX初心者が、このような「だまし」によるリスクを回避するのは難しいことではありますが、実際にはFXの経験が豊富な投資家であっても、なかなか難しいようです。
このようなリスクを回避するには、あらゆる角度から分析を行う必要が出てくるかと思いますが、数多い分析ツールの中でも、とくに移動平均線についてなるべく長期間のデータを分析すると良いですね。
株式投資やFX投資では、この移動平均線がよく用いられていますが、おもに2つの種類に分かれています。
そのひとつには単純移動平均線でSMAと呼ばれるもの、もうひとつには指数移動平均線でEMAと呼ばれるタイプのものがあります。

一般的には単純移動平均線であるSMAがよく使われており、移動平均線と言えば、通じようはこのSMAのことを指します。
SMAとEMAについて比較すると、それぞれ動きの特徴には違いがみられることがわかります。

このように、移動平均線のデータを見て活用しても、必ずしも「だまし」を回避できるというものではありませんが、それでも何も対策をしないよりは、何かしていたほうが安心だと思います。

この「だまし」とは、FX投資において特殊な現象というものではなく、なにか非常事態が発生したということではなく、どの通貨で取引を行うにしても、ごく日常的に起こりうることです。
取引するのに良いタイミングだと思い込んで、投資に大きなお金をつぎ込むのではなく、どんな時もまどわされることなく、お金の欲を張ることなく、冷静な判断力を持っておきたいものです。

文責:FX魂 執筆者マコ

スポンサードリンク




この記事に対する感想を教えてください
  • 役に立った (0)
  • 普通 (0)
  • 役に立たなかった (0)

関連記事一覧

  1. この記事へのコメントはありません。